- 1. CD-R
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CD-R
を用意します。取得した iso 形式は md5 の値を確認しておきます。
これは数分かかることもあります。
> md5 20070406.iso
MD5 (20070406.iso) = 4ac15bdb3d6a0e6661d431967790bfb3
CD-ROM を書く
には、NetBSD の機械があれば、次のようにします。
sudo cdrecord -v dev=15,1,0 speed=8 -data 20070406.iso
dev= の番号は -scanbus scan the SCSI and IDE buses and exit
で調べます。
sudo cdrecord -scanbus
OS X の場合には ディスク・ユーティリティを使います。
Windows の場合の案内は
NetBSD の中
(jp)
にあります。
- 2. OF 入力待
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機械の起動時に次のようなキーの組合せを押したままにして OF の入力待にします。
O は英文字です。大文字で書いてありますが、小文字を入力します。
参考:
http://www.ki.nu/software/macppc2/gettingOF.html あるいは
Windows 鍵盤の時
command + option + O + F
windows + Alt + O + F
これで次のような OF の入力待になります
Apple PowerMac3,1 2.2f1 BootROM built on 01/28/00 at 17:54:48
Copyright 1994-2000 Apple Computer, Inc.
All Rights Reserved.
Welcome to Open Firmware.
To continue booting, type "mac-boot" and press return.
To shut down, type "shut-down" and press return.
ok
0 >
起動時に同じことを何度もするのは面倒なので、次のようにして、次回からは
「起動時に、何もしないと OF 入力待になる」ようにします。
> setenv auto-boot? false
> reset-all
これで再起動しますが、放っておくと再び入力待になります。
もしこの設定を元に戻したい時には、
> setenv auto-boot? true
とします。
この画面で解像度が 800x 600 になってしまう場合には、後で
問題が起きる
かも知れません。(それについては時間のある時に書加えます)
- 3. CD-ROM 起動
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上で作った CD-ROM を差しておいて、次のように入力します
> boot cd:,ofwboot.elf
起動したら s を入力して Shell を選び、次の pdisk に進みます。
実は、後から作った
20070517.iso を使うと、上の 2 と 3 は、ずうっと簡単に、
「C を押したまま 起動して」
になります。ただ、今のところ、後で、やはり
OF の入力待が必要となるので、ここでの知識・経験は無駄にはなりません。
それと、20070526ts あるいはそれ以前の版では、新しめの PowerBookG4 等では、
まだだめ
でした。
上記では OF 3 の機械用の起動方法を書きましたが、それ以外の場合の、
機種毎の OF からの起動方法の例は次の通りです。
(これは TsubaiBSD 用の説明ですが、TNF なら .elf を .xcf と読替えて下さい)。
OF3 (boot-file に文字列が設定してある場合には二番目の方法が必要です。)
boot cd:,ofwboot.elf
boot cd:,ofwboot.elf netbsd.macppc
OF 1/2 SCSI
boot scsi-int/sd@3:0
OF 1/2 ATA (ただし Tanzania 板の場合には箱を開けて、
IDE の HDD/CDROM つまり master/slave の線を一時的に入替えます)
boot ata/atapi-disk@0:0
UMAX S-900
boot scsi/sd@3:0
OF 2.0f1 (この機種の場合には、変数に予め設定してから boot とします)
setenv boot-device ide1/@0:0
setenv boot-file netbsd.macppc
boot
- 4. pdisk で区画
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ここが一番面倒な部分です。
全く何も書いていない disk の場合と、
一度 Mac OS X または Mac OS 9 を入れたことがある disk
とでは少しだけ様子が違います。
また dual boot か NetBSD 単独かでも違います。pdisk の起動は
CD-R から起動して s と入力して shell に抜けた後に、次のようにします。
# pdisk /dev/wd0c
? p
(
以前に書いたもの
はありますが、
この内容は後ほど用意します)
→ やや準備中のもの:
初めての pdisk
また区画例として
PowerBook G3
で試した時のものも参考にして下さい。
- 5. sysinst 設置
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- 6. pdisk で起動番号
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pdisk
を使って / が区画の何番目か調べておきます
# pdisk /dev/wd0c
? p
4. の段階で番号が調べてあれば、ここで調べなくても構いません。
- 7. CD + DISK 起動
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上で調べておいた / 区画の番号を指定して次のように起動します。
> boot cd:,ofwboot.elf hd:3/netbsd